最寄り駅を歩いているとよく声をかけられます。生徒さんの保護者のお母さんたちからです。
保護者様とは保護者様からの要請があると電話でお話しさせていただきますが、生徒様が問題なく通われている時はLineのやりとりだけで、定期的に懇談会というのは行なっていません。
ですので私が保護者様と直接お会いするのは最初の体験レッスンの時とその後の入会手続きの時だけがほとんどです。そういうわけで私は保護者様のお顔を忘れてしまっていますが保護者様の方は私を覚えてられていて、駅周辺ではよく声をかけてくださいます
昨日の昼下がりのことです。駅前の道を歩いていると可愛いトイプードルを乗せた犬用カートを押してらっしゃる方がいらっしゃいました。トイプードルがあまりに可愛いのでそちらに目を向けていると
「岩井先生、お久しぶりです!〇〇です!〇〇Sの母です!」と声をかけられました。
Sちゃんは小学6年生から高校3年生までChaChaに通ってくれていました。
高校1年生で英検準1級取得、その後もSちゃんは志高く努力を続け、高校3年生で英検1級を取得しました。高校卒業と同時にChaChaも卒業。その後は、コロナの時期にもめげずにカナダに交換留学も果たしました。
帰国後は自分でオンライン英語教室を立ち上げてたり、ミスコンに選ばれたりと活躍しているのは本人から聞いていましたが、最新の事情のことは知りませんでした。
お母様にSちゃんの今をお尋ねすると、今年彼女は誰もが知る超一流会社に就職。今は東京で一人暮らし。新人ながら大変期待されて、新規開拓の部署についているそうです。
彼女が大学時代一人で始めたオンライン英語教室は会員が50名から60名にものぼり、卒業前に会社にして現在は大学の後輩に指導を託しているそうです
「わーーーSちゃん、すごい!それは本当にすごいですね!」と感嘆すると、お母様は
「ChaChaに通わせてもらったことが大きいとSと言ってます。Sのことを辛抱強く指導してくださったおかげです」とお礼を言われました。
Sちゃんに関しては自分で頑張れる生徒さんだったので、実際のところ私の役割は少なかったです。でも、そんな風に思ってもらえているなんて、とSちゃんとの6年間を思い返して感慨を深くなりました
2007年から16年間同じ場所で英語を教えてきて、いろんな生徒さんと関わりを持たせていただいてきました。
思えば、私が英検1級に本気で取り組めたのも、当時指導に手こずっていたやんちゃな男子中学生だった生徒さんが高校生になって英検準1級にチャレンジしたいと言い出し、彼を応援するために自分自身も英検1級に合格しなくては!と強く思えたからでした。
いろんな生徒さんを指導する中で、自分が成長させてもらってきました。
Sちゃんが素晴らしく飛躍している姿を聞いて、私も大いに鼓舞されました。
AIが人間の仕事に取って代わる時代が来ても、人と人との関わり合いから生まれるものは決して機械では得ることができないものだと思います。また機械で置き換えてはいけないと思います
22歳の元教え子に励まされた1日でした