4月7日に発令された緊急事態宣言を受けて、それまで教室に来ていただいていた生徒様に急遽自宅で学ぶオンラインレッスンに替えていただきました。
なにぶん 時を争うことでしたので、あわただしい急激な変化でしたが、ほぼ全員の生徒様に無事オンラインレッスンを取ってもらえることになりました。
毎週1回、2時間の個別指導グループレッスンを受講していた中高生の生徒さんには、毎週1時間のプライベートオンラインレッスンを、毎週2回、それぞれ1時間の個別指導グループレッスンを取っていた小学生の生徒さんは1回25分ずつのプライベートレッスンを週2回、とっていただくようになりました。
教室での勉強時間が減りましたので、その分、宿題を多く出すようにし、そのチェックをしっかり行う仕組みもつくりました。
オンラインレッスンは、マンツーマンで先生の顔を見てのレッスンになりますので、みんな集中してしっかり勉強します。とくに1時間レッスンをとっている中高生は、驚くほど、吸収力がよく学習のスピードが速いです。その分宿題の量も多くなりますが、今の時期 自由時間がたくさんあるので、みなしっかりやっています。
オンラインレッスンに移行していただくために、ラインビデオ通話、スカイプ、zoomなど それぞれのご家庭の事情に合わせた方法を使って、まず、教室と家庭のつながりを持ちました。
スカイプを使うのが初めての生徒さんが、なんとかつながってお互いの顔をパソコンの画面越しに見ることができたとき、思わず手をたたきあって喜び合いました。
どんな状況にあっても、新しいことが出来るようになる喜びは大変嬉しいものです。
オンラインレッスンを開始するということで、以前ChaChaで教えてくれていて、東京に転勤になったモロッコ人のAchraf先生も、オンライン先生としてChaCahにもどってきてくれることになりました。
13年来、ChaChaで教えてくれているフィリピン人在住のAlice先生とのつながりも今回の件でより強くなりました。
オンラインでつながるということは、場所の制限がなくなるということです。
今、世界中大変な時期ですが、そういう中にあって、人と人とのネットワークが インターネットを通じてより密に広く大きくつながっていく方向に大きく舵が切られたように思います。
ピンチはチャンスという言葉があります。
今まで当たり前と思っていたことが、本当に幸せだったことを実感したこと。制限がある中で、しかし、それに対して工夫する喜びを見いだせること。その結果、新しい能力を得ること。それは今回のことがあったからこそ得ることができました。
この先どうなっていくのかを考えると不安もありますが、毎日、おいしいものを食べられること、きれいな空気を吸えて、鮮やかな自然の美しさを目にすることができること、家族と楽しい会話ができること お風呂にゆっくり入れること、自分の布団で安心して眠れること
そして、インターネットを通じて新しいつながりができたこと、生徒さんとのレッスンを続けることが出来たこと。プライベートオンラインレッスンに思わぬ大きな可能性を見出すことが出来たこと。
そんな幸せに感謝したいです。