水曜日Magical VillageメンバーのMさんは時々英語エッセイを書いてきてくださっていますが、今回のお題がSennich Kaihougyo 千日回峰行
今年還暦を迎えられたMさん、お友達と一緒に比叡山主催の一日回峰行に参加されたそうです。
この体験ツアーの参加者は午後4時に比叡山にはいり、散策、夕食の後、真夜中の1時45分まで仮眠、そして午前2時から朝の9時まで7時間、30キロの道のりを小休止1回のみで早足で比叡山の山中を歩き続けるのだそうです。
一日回峰行に参加した方は60名くらい。男女半々で、大半の方が60代から70代の方だったそうですが みなさん、凄い脚力で完遂されたそうです。
マラソンや六甲縦走も何度も経験されてきたスポーツウーマンのMさんも無事やりとげられましたが、大変疲れたとおっしゃっていました。
千日回峰行は何かのテレビ番組で見たことがありましたが、今回あらためて調べてみると人間の究極に挑む修行だという事が分かりました。いったん修行にはいるや、失敗したときは自害しないといけないそうです。
真夜中を30キロ早足で歩く、しかも食べ物はおにぎりと水と精進料理だけ、それを1000回繰り返し、それを成し遂げた後、最も過酷といわれる堂入りの9日間、断食・断水・断眠・断臥を行い それに耐えて初めて行達成となるそうです。
1000日回峰行を達成して大阿闍梨と呼ばれるようになった人は今までたった3名だそうです。阿闍梨餅はいただいたことがありましたがそんな意味があるとは全然知りませんでした。
阿闍梨となった方の修行は全く持って凄いことで、その方の1日に比べ、わたしたちの日々の行いは何てちっぽけで何て平和なものなのでしょう。感謝あるのみです。
Mさん、素敵な体験談をshareしていただきどうもありがとうございました。