水曜日メンバーのMさんから樹木希林さん作「一切なりゆき」を貸してもらって一気に読みました。
全身がんであると自ら公表したのちも、淡々と仕事を続けられた樹木希林さんの想いがつづられた内容で 胸打たれるものがありましたが、中でも一番印象に残ったのが、樹木希林さんの考える「きょうよう」についてでした。
きょうようは、教養ではなく、今日用があるということ。
以下、引用です
最近の私は、「教養」があることに感謝しながら生きています。教養でなく、今日、用があるということ。
神様が与えてくださった今日用を一つずつこなすことが日々の幸せだし、最後には十分に役目を果たした、自分をしっかり使い切ったという充足感につながるのではないかしらね。
死を意識することによって 生きていることに対する実感を得ることができたので ご自分のがんに対しても感謝していた樹木希林さん。
散る桜、残る桜も散る桜 昔の人が詠んだ句を思い出しました。
樹木希林さんのきょうよう、ずっと覚えておきたいです。